ソイソース青鮭

紅鮭オットマンの姉妹というか、穴兄弟というか、単に過去ログ中心に載せてるブログ。

都会の地底湖に体液まぶしに


 文化の日。シブヤの街をぶらついていると、人が多すぎる。子連れの方などは今にも子供とはぐれてしまいそうだ。もちろん手をしっかり繋いでいる。

 たとえば地方から出てきたばかりで、この人の多さを見て「何かお祭り??」と言ってくれる素敵な女性がいたとして。たとえば俺の案内で東京見物させるとしよう。「はぐれちゃうとアレだから俺の手ぇ握ってて」とかなんとか言いながら、ちゃっかり手でも繋ぎたいもんだ。その、あれだ。今日はいい天気だ。




 妄想もそこそこに戦場到着。今日は恵比寿。


 VOLA & THE ORIENTAL MACHINE
 ”SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE” RELEASE PARTY
 『Dead or Dance!! TOUR2009』@恵比寿リキッドルームーっ!!!!!!!!




 会場入りしてまずは物販。なぜかタンバリンが売ってる。ちっちゃいタンバリン。もちろん買うがな。タンバリン用と思しいネックストラップも別売りであったが、そっちはいらない。カバンに入れたらカバンがチャリチャリ言ってる。Tシャツも買った。

 時間が迫って入場。その時少し外気の流れてくるところを通るが、メチャメチャ寒い。うーむ、もうそんな季節なんだな。5月くらいからライブはずっと短パンだったが、今日は無理。長いのにした。おかげで動きにくいったらねえや。男性用レギンスでも欲しい今日この頃、、、などと思っているとジワジワ暗転。歓声のところどころにタンバリンの甲高い音色が聴こえ(けっこうみんな持ち込んでる)、低くウネった轟音がそれらを圧倒していく。

 加速度的に煩悩を粉みじんにしてゆく変態出囃子”ORIENTAL MELANCHORY”に誘われて前方へ。けっこう前に来たが、余裕があって踊るのには不自由しなさそう。というか客の入りがそれほど良くないのよなぁ。そんなマイナスをサクッと洗い流す怒涛のテンションでメンバー登場。客席の奇声もスゲエがステージ上からもなんかスゲエ奇声。ひょっとして俺たちみんなキメちゃってるんじゃねえの!!?どいつもこいつも好き者ばっかだな。ヒャッヒャッヒャ〜!




 VOLAのライブはかれこれ5度目くらいだった気がするが、いつも抱き合わせ公演ばっかで、純粋なワンマンは初めてだと思う。そしてライブのたびにステージには物が増えてる。最初はギター2本+リズム隊というオーソドックスな編成だったのが、フロントマン・アヒトが元ドラムスなので簡易スタンディングドラムがセンターマイク横に。その後はマニュピュレーターというか小さなシンセサイザー的なものもアヒトが担当。ギターの横にもシンセとヴォコーダーと思しい鍵盤が二本追加。よく見ると首からカシオメーターもぶら下げてるアヒト。まさに生きた電子音マシーン状態。それでいて魔性のハイトーンボイス放てるんだから、貪欲な玉手箱。

 音色も初期こそニューウェーブ・ギターロックの典型だったが、段々と電子音が増えまくり、低音率が強まり、どんどんどんどん高速化・アングラ化・ダンスロック化。それでも従来やっていたコール・アンド・レスポンスなんかはバッチリ続いていて、聴き手のスタンスで楽しみ方が変わるから面白い。ニューアルバム「SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE」ではガチャガチャ乱雑だった電子音も洗練されてきてイイ感じ。精密な音色に酔いしれながら踊れる。

 基本セットリストはニューアルバムから。かと思えば「ギターロック時代」の中でもマイナーな曲”噛む猫”が飛び出してビックリ。まさかコレを聴けるなんてなー。「嘘だろ!?」ってアガるやつと見るからに「きょとん」とするやつで客のリアクションは二分。『たまにはこういうのもイイもんでしょ?ねっ?これからも時々やりますから。』とはアヒト談。現行の電子音もギターロックと同じマインドで成り立っているんだなぁ。いやー狂わさしてもらったッ!




 アヒトいわく『お盆に作った曲』という、なにか自然美を想起させる”The Sea of the Sand”で緩急効いてからMC。『ボクの周りにベタベタベタベタまとわりついてくる人がいるんですけど、そういう人とは一切コミュニケーション取りません!』すかさず”A communication refusal desire”で狂喜乱舞は成層圏突破!「コミュニケーション取らない」という言葉に過剰反応しちまうVOLA狂いの我々。

 踊るか死ぬかの二者択一“Dead or Dance!!”では無数の風船が投げ込まれ、一瞬サマソニのThe Flaming Lipsを思い出してニヤニヤ。黒い風船しかないのがVOLAらしいな。ただ一人ひとりがスペース駆使して狂乱してるので知らないうちに風船が足元落ちて、ハシャギ回って踏みつけてバンバン割れまくる。VOLAのライブに風船って向いてないんじゃ、、、楽しいけど。楽しさは各種カオスを巻き込んで増殖し続ける。

 本編ラスト”Mexico Pub”ではダンスの領域をあっさりハミ出て超自然発生的にモッシュに発展したかと思えば、アンコールでも流れはそのまま。ミニアルバム「Halan'na-ca Darkside」の冒頭SE(VOLAのスターティングナンバーってなんでこんなカッコイイんだろホント!?!?)で一気に炎上。地続きの”self-defence”で全身のうぶ毛一筋から発狂。踊り倒す。そういやアンコール入った時からステージ上の演者は物販のVOLAグッズに身を包んでたなー、って曲が終わってから初めて気が付いた。(メンバーの動きなどの描写がぜんぜんないのは、踊り狂ってステージなんかまるで見てねーからだ。あったりめーだ!ケケケケケ!)




 ツアーファイナル(3本しかなかったけど)ってことでダブルアンコール!も含めての超疾走的トータル20曲。ありとあらゆる細胞をカクハンしまくり、時空さえも歪めてしまったほどの至高のひとときを堪能。暗転が解けると足元にしぼんだ風船が落ちまくっていて、なんかそこらじゅうビショビショだ。たしかに後半踊ってて滑りまくったもんなぁ。いやー、しかしこれぞ良いライブの証。ゴミだらけで汚い???ノーノー、俺にとっては美しい。ビールを飲み干したらそのままエビスビールのCMになるんじゃないかというくらい爽やかですがすがしかった。来年二月から半年間くらい月イチでマンスリーライブを展開するそうなので、それも何度か行けたら。

諭吉色のうんこの音


 我がiTunesには「@My POLYSICS」というプレイリストがある。頭に@がついてるのは、これをつけておくとアルファベット順にソートされたプレイリストの一番上に来るからだ。

 いついかなる瞬間にも、「聴きたい!」と思ったその瞬間に、コンマ一秒でも早くPOLYSICSのプレイリストにたどり着きたい。そしてそのプレイリストは、俺の考えるPOLYSICSのBEST、ランダム再生で流した時にどの曲が来ても「ウヒョー!」とアガるようなものがいい。どうせなら曲順も考え抜いて、通して聴いた時に”繋ぎ”を感じさせるものにしたい。ワクワクしたい!

 とか言いつつあれこれ聴きながら編集してたら、3日間、これしかしてなかったよ。うわーもったいねえ!やりたいことがまだまだたくさんあるのに。特になぜか読み始めたジョジョの奇妙な冒険の第二部を早く読みたいのに。つーか文庫本50冊購入決定(!)しちまったので今後はマンガの本棚をどうするか新たな苦悩も始まった。ああーやりたいことが多すぎる。




 って、いきなり話は逸れかかったが。それにしたって「なんか世の中ベストアルバムばっかりだなぁ」と、POLYSICSの個人的ベストを編纂している手前嘆いてみたりしておこう。

 2009年11月02日付のオリコンアルバムチャート(まだ10月なのにそんなん出ちゃうのかよ)を見ると、GLAYやら絢香やらAqua Timesやらマドンナやらm-floやら、どうも10位内の6作品がベストアルバムと思しい内容。

 加えて女子高生風ロックバンドSCANDALのデビューアルバムが「BEST★SCANDAL」って、また紛らわしい名前つけたもんだ。もちろん紛らわしいのは「ベストアルバムしか売れねー!」なんて言われてるご時勢だからだろうけど、俺にはこれが末期症状にしか見えない。




 なんつーか「売れる」という社会現象を考えた時、ベストアルバムというのはそりゃ、売れるだろう。最大公約数的に、幅広くリスナーの欲求を満たしやすいって話で。まあ入門にも適してるとかなんとか。「売れる」というより「売れやすい」ってカンジかね。でもベストアルバムしか売れないんじゃなくて、ただ単に売れる売れないの根底となる部分からしてもう違ってきてんじゃねえのかと。

 正味な話「音楽CDが売れない!」という類の言葉は飛び交ってるけど、俺にはその実感がまるでない。だってCD買わない月なんてないし。昨日はタワレコ行ったけど「まだ未聴のアルバム二枚もあるだろがッ!」って自制したけど、普通なら何かしら買うところだ。これで売れてないなんつったら昔の人は毎日CD買いまくってたのか???もちろんそうじゃない。

 最近では音楽の世界も多岐に広がりまくって、耳にしない方面に関してはさっぱり把握できないほど細分化を極め、「選択肢が多いぶん一極集中しにくくなった」。純粋にそれだけの話じゃないかと。90年代に頻出した「メガヒット」とかを覚えてる人は当時と比較して「売れない」と言いたいのだろうが、すでに時代が違う。音楽の中でも選択肢が増えたと同時に音楽自体もいろんな娯楽と秤にかけられる中のひとつでしかないのだしね。音楽しかなかった時代よりトータルの売り上げが落ちることくらい当然と思える。

 それでも昨今のフェス文化の浸透などから考えて、音楽をディープに楽しむ人は過去よりも現在のほうが圧倒的に多いような気がする。そりゃ昔のことは知らんし、音楽漬けの一人の周囲の印象でしかないけど。でもたとえば軽くアンテナ張ってりゃフィンランドで評判になり始めたインディーズ・デスメタルバンドの情報だって日本に居ながらサクッと入ってくるような時代ですから。音楽に関心を持つ人の割合は減ったかもしれなくても、ちょっと興味が湧いた途端「やっべー!金がァ!」とか言いながら財布の紐が緩まる物好きなんて、俺ほどのヌルいやつを含めても世の中いっくらでもいるだろう。深部への入口は広い。子供だましの音色じゃ満足できねーのよ。(現に子供も減ってるしね〜。)




 今まで音楽業界が極端な暴利多売で成り立ってきただけであって、そのシステムを見直す時期に来ているだけのこと。客がいないわけじゃない。客を見てないだけだろ?利益ばっかり優先させやがって。

 カラオケで歌うことメインで音楽的深度の浅い工夫のない顔立ちのイイやつが英語交じりの詞を歌って「泣ける曲」と称した広告チョチョイッと打てばマアこれくらい売れまっさー、なんてやり方で「売れる」を作ろうとするのが無謀だと思う。過程には見合った結果しかついてこないってワケで。品質向上努力を怠って最大公約数の追いかけっこしかしてないんだから、少ない資源の中から「ベスト!」とされるものをつかもうとする客の心理は当然。ベストアルバムしか売れなくしたのはまず間違いなく騒いでる君らじゃないのか!?

 それでもやり方を変えずに「どうしてもオリジナルアルバムが売れない。ひょっとしてこれは今の社会のせいでもあるんじゃないか?」などとほざくとは、なんでも社会のせいにして極刑を志望するどこぞの通り魔たちと変わらない。文句を言う前に反省しろよ。まさか自分に責任の一端があるとは思いもしないのか。そもそも商売的に見ても客は育てるもんだ。使い捨てるもんじゃない。




 マア何があろうと俺の好きな音楽は滅びず、尊敬する作り手はいて、良い曲ならいつだって生まれ続ける。その確信があるので、ベストアルバムばかり売れようが危機感もへったくれもなく、むしろ将来は果てしなく安泰であると感じている。そう感じるしかないような音が世の中あふれているので、こいつァしょうがない。

 なんつーか、権力者が「異常事態」とか騒いでも、それは権力者の立場が揺らいでいるだけなんだよね。権力にないコチラは何も動じる必要がない。大切なのはギャーギャー言われても鵜呑みにしないこと。また安易に流されないことだ。だってどっかの誰かが編み出した商売っ気のある数字とかより、最強に頼りになるのはテメェの感覚だろうが。

 要するにPOLYSICSをいくら人にオススメしても全然理解されないのと同じで、人の数だけ好きなものは違う。音楽では特にそれが顕著だ。そんな中で「売れる」という画一的な概念を持ち込んできたこと自体いかがなものかなぁと思う。もちろん売り上げは楽曲に対する評価の一端ではあるけど、そうじゃない部分だってある。大きな売り上げだけに甘えるのはいい加減やめようよ。諭吉色のうんこの音はもう聴き飽きたよ。




 「結局、つまらない音楽だから(お前らが売りたいやつらは)売れないんだろ?」

 それだけのことだと思うし、それを音楽文化全体の不振みたいに言うのはカンベンしてくれ。音楽やってる人にも音楽好きな人にも失礼だからさ。マアなんというか、ついつい日頃の怒りで筆が走っちまった。

五感を総動員して狂いにかかろうYO!


 横浜が近づくにつれ雲行きがアヤシクなる。着いたら地面が濡れてる。

 「やっぱりこうくるか〜」

 POLYSICSのツアーファイナルなんだから、雨だよ、そりゃ。雨じゃなかったのは日比谷野音のときくらいだった気がする。最近なんて雨降ってるだけでPOLYSICSの楽曲が頭を駆け巡っちゃって、、、と言いたいところだが、そこまで侵食されてない。いや、されたい。されよう今度から。とにかく全身全霊を費やして楽しむPOLYSICSのライブだ。




 POLYSICS WORLD TOUR OR DIE!!!!〜秋はウハウハ!ツアーでOH! OH!〜
 @横浜BLITZツアーファイナルに参戦だあああああ〜ん!!!!!!!




 DEVOばかりの会場BGMにテンション上がって暗転したら、前のほうへワァーッと押し寄せるいつもの波。乗っかって前方の広場へ。一曲目”P!”が流れるとメンバー登場し、周囲はモッシュピットと化す。もともと出囃子曲の”P!”ではあるが、新作アルバムで晴れて音源化ーッ!ということで、リスナーの受け取り方としては「ヴォーカルの代わりにホイッスル吹いてる暴れられる曲」なのだろう。ううむ同感だッ!スイッチオーン!

 今回「Abusolute POLYSICS」のレコ発ツアーみたいなものだし、最初”P!”だったし、きっとアルバムの曲順だろう〜、と思ったが予想はのっけからウレシイ外れまくり。ここんとこ終盤に持ってくるカンジだった”Tei! Tei! Tei!”や”Digital Coffee”と続けざまに興奮をアオる。サウナの石に水ぶっかけたような熱気がまんべんなく放たれてひたすら燃えるしかねえ。ウヒャー!これがライブだァァ!東京の大箱ワンマン自体久しぶりだからみんな溜まってる溜まってる!

 「ヒサス!」

 最初のMCではハヤシ君「久しぶりトイス」の略である「ヒサス」を連呼。そもそもトイスが何かを説明すべき気がするが、トイスが何かを知りたいならPOLYSICSファンに「トイス!」と言ってみればいい。そしたら「トイス!」と帰ってくるだろう。トイス!




 指の先まで狂ったようにエナジーが満ちて全力で散らしてゆく中、「Abusolute POLYSICS」から初めてライブで耳にする曲たちもジャンジャン立て続く。特に”催眠術でGO”と”Cleaning”がよかった。

 ”催眠術でGO”はエレクトロ・ボディ・ミュージック丸出しのバキバキ低音疾走曲なのだが、音源の印象では「ちょっとギターいらないかな?」と思ったりした。ガチャガチャしすぎるように聴こえて。でもライブだとやっぱギター要ったわ。スゲー迫力!(一方でギターレスを達成しながら頭ガンガン振れちゃう快曲”Fire Bison”がライブだと迫力不足に感じた。それを承知の上かプロ野球よろしくロケット風船ばんばん飛び交う演出でタノシータノシー!)

 ”Cleaning”は良くも悪くもJ-POP的なノリのポップソング。音色の端々にPOLYらしさがあるものの、「POLYSICSなのにソレをやるかっ!?」という超変化球としての歌モノ(かつてその位置づけに”You You You”という曲があったが)でもなく、なんというかあまり変態を感じないハイスピードでもハイテンションでもない”ただの歌モノ”なのだが。いやあ、これはイイ。何がイイって、休める。POLYのライブはずっと山場で「谷間」がなくってドバーッ!って迫ってくるので、その気になれば死ぬまで衝動が炸裂し続けてしまう。でも”Cleaning”だったら間違いなく休める。これは、すごくイイ。

 べつに「それくらい退屈な曲なんだ」とかって皮肉を言ってるわけじゃなく、「ライブの中にはこういう瞬間も必要なんだ!たとえそれがPOLYSICSであったとしてもッ!」ってことが骨身に染みてわかったのであって。意外とこういうタイプの曲も今後のセットリストに残ってゆくのかもしれんよ???と。現に今回は「谷間」と呼べそうなクダリがけっこうハッキリあったし。おかげでラストまで爆発し続けるエネルギーをバッチリ調整できたよ。世の中「谷間」と名がつくものにはやっぱり癒されるねえ。




 それからものすごく後になって気付いたのだが、今回は楽器の配置が今までと違ってた。今まではギターとベースが前で後ろにシンセとドラムが控える”四角形”だったが、今回は前にギター・ベース・シンセが3人横並びで、後方中央にドラムがそびえる”三角形”。

 でもこれ、以前はこの配置だったのよね。1年前か2年前まで。それをまたなんで戻したのかというと、フロントマンのハヤシがシンセ弾くようになったから(!)であろう。ハヤシのシンセとカヨのシンセが向い合うように配置されていて、二人でシンセ弾いてる場面なんてめちゃくちゃカッチョイイ!これをやりたかったんじゃないかと。てか純粋にハヤシがシンセ弾いている画がすでに感動モノだったよ。ヌヒャアアアア!カックエエエエ!って。初めて見たわ〜。

 電子音率はさらに高まってフミがシンセベースを響かせるアングラディスコのような”Colon”なる曲ではご当地ネタを盛り込み、「街の灯りがとてもきれいねヨコハマ〜」ってなぜかみんなで合唱したり。直後のMCではハヤシが「オレのマリンタワーもビンビンダァー!」なんて珍しい下ネタで笑う人と笑わない人が気持ちよく分離して(笑)うーむ、POLYSICSという名の灼熱のスポーツにはユーモアが欠かせない。




 やがて「いつ来るかな?来るかな?キタァァァー!」な暴動絶叫アンセム”Shout Aloud!”をもってライブ本編は一旦終了。自分のだか誰のだかさっぱりわからない各種水分でズブ濡れの中を一度目のアンコール。「Abusolute POLYSICS」の最後の曲で久々カヨがヴォーカルを執るかわいらしいナンバー”Wasabi”から。

 これ、音源ではポップな歌をいきなり遮って「ウギャー!」とか「ムギョー!」とかってPOLYのメンバーと思しい声で苦悶の絶叫が入ってくるんだけど、よくよく歌詞カード見たら、

 (Wasabiを大量に食べた時のリアクション)
 (寿司ルーレットではずれた時のリアクション)

 って書いてあって。「ああ、そういうことか」って読んでから一応納得(?)したが。ライブでもこの部分はきっちり再現されていた。つい今しがた続いていた鉄壁の演奏が全部止まって、なんか大の大人たちが、男女4人が、ワー!ギャー!グニョオー!ブビャー!メメタァ!なんてそれぞれの悶絶を繰り広げてる。ちなみにメメタァは言ってなかったかもしれない。コミカル?いや純粋に頭おかしいんじゃないかこれはwww歌詞カード見てなかったらついにリアルに気が狂ったのかと思うところだ。




 そして二度目のアンコールラストにして今夜のシメは”Electric Surfin' Go Go”を聴く。

 どうもこの曲ではモッシュしたいやつらが多いようだが、これだけはゆっくり聴かせてくれ、といつも思う。結果、なんか知らんが前から2列目行ってもうた。ステージ向かって右側、カヨの真ん前あたり。おお、ここはかつて今は亡きスパルタローカルズのライブで、ゲストで来ていたPOLYSICSを初めて見たときとほとんど同じ位置だ。思い出すなぁ当時を、、、


 『こんな日は朝からやめられず 月日重ねても揺れ動く』


 そんなサビの歌詞を聴いて、ああ、まさにあの瞬間「このバンドは何物ダアアアアッ!!?」って狂喜乱舞したときのあの初期衝動をまるごと思い出したわ。でもってその初期衝動は、今もそっくりそのまま俺の中にあるなぁ。月日重ねてもまったく変わらず揺れ動いてる。でもって今朝は目覚まし鳴る前に「ウハーッ!今日はついにPOLYのライブじゃーん!」って目が覚めちゃって、まさに朝からやめられなかったなぁ。デタラメ歌ってるかと思ったらたまにポンと真理放り込んでくるからハヤシもタチが悪い。

 というワケで(どういうわけだか)”Electric Surfin' Go Go”だけはなんとなく暴れられないのよなぁ。なぜかしみる。なぜか泣ける。ロボットボイスが感動さえ呼び起こす。つまり大ラスがこれだとライブの後味が泣きまくって気が済んだみたいな不思議な気持ちになる。決して乾ききることのないたぶん汗メインであるはずの巨大な水気が、しこたま流した涙のようなちょっとこそばゆい余韻になる。




 ああ、もうすっかりすっからかん。




 暗転が解けるとYMO”Cue”とDEVO”Beautiful World”が流れてまったり。フロアを見渡せる位置で入退場口の混雑が収まるのを待っていると「こいつはまさにBeautiful Worldだなぁ」とひねりのひとつもないことを思った。抜け殻め。

かきたいことをかくだけだ


 朝は「めざましテレビ派」なのだが、皆藤愛子がいろんな番組に出演するようになって、CMでも頻繁に見れたりして、なんというか、あんまり有難みがなくなってきた。

 前は一目見ただけで「よっしゃー!今日も一日ガンバルぞー!」みたいな、きっと日本中で繰り返されているであろうマヌケな意気込みを例に漏れず繰り返していたが。あれだね、美人は三日で飽きるというのは、案外本当かもしれない。毎朝わずかな時間の積み重ねが、ついに三日に達したのか。




 それと共に、お天気お姉さんの長野美郷さんの魅力に徐々に気付いてくる。というか、この方の名前、ついさっきまで知らんかった。起きる時間にはすでに「めざまし」は始まっていて、冒頭の字幕スーパーで名前が出るところを見たことがない。

 ただ”よくお見かけするが名前を知らない美女”というシチュエーションは、なかなかソソる。さっき初めて名前を知っただけで、なんか「進展した」気がしたもんね。これ以上何を進展させようという話ではあるが。名前を知るということはその人を捉える上で大きなステップのように思える。これを機に、このままもっと先に進んでいけそうな気がする。この言葉をきっちり履行するとストーカーになるのだろう。




 近いようなけっこう遠い話であれだが、ネットを彷徨っていたら「■何で海外の奴らって平気でネットに顔晒せるの?」というスレを見つけてちょっと興味が走った。

 ここで議論してる連中とはまた私の価値観も違うので「べつに顔を出したくらいで大事にはならんべえ?」とは思うのだが、場が場なら過剰になっちゃうらしい。リンク先の発言にもあるが、単に「ネットも現実の延長」という見方と「ネットと現実は別世界」という見方があるだけの話で、べつにどちらもあっていいと思うのだが。

 で、私は前者なので顔なんて散々出してきたし、かつては一緒にメシ食ってる友人を勝手に撮って、これがまたイイ写真だったので「ははッ!いいよね?」の一言でブログにアップしたりもしたが(今考えるともう少し考えてもよかった気がするが)、彼だってそこまで「てめえー!」とは思っていないんじゃなかろうか。そうだとしたらその場で断固拒絶しているだろう。(と勝手に都合よく解釈しているけど、いいよね?ね?あらためて私の行動をテキストに起こすと不安にならんでもないが。)




 顔を出すことにはあまり抵抗はないのだが、本名を出すことについても同時に上のスレでは論じられており、そちらに関してはさすがに抵抗あるなぁと思った。田中一郎みたいなよくある名前ならともかく、私の場合はおそらく日本に一人しかいなそうな名前なので、出した瞬間に即個人の特定に繋がってしまう。

 とか言いつつ、住んでる場所とか仕事の中身をベラベラ調子こいて書きまくっているので、そして顔も出ているとなれば、その気になれば職務中のそのツラとっつかまえていきなりブン殴るくらいのことは余裕でできそうだ。それが今のところ無いのは、私に対してそういう興味の持ち方をした人が過去・現在にわたってずっと存在してないってコトで。それはそれでけっこう寂しい気もするが、普通はそんなもんじゃなかろうかと思う。

 有名だったり才能があったり外見に特別な事情があるわけでもないようなやつがギャーギャー「リスク」とかほざいてみたところで、そんなものは自意識過剰ではないかとスレを見ていて思った。(と同時に、私の長野美郷さんへのこみ上げる想いを考慮すると、あんだけカワイイのに生放送とか在学中とか現在地特定要素満載で、しかも人を魅了するのが仕事なんだから、「リスク」というのはああいう方においてこそ言う権利があるってもんだろうよ。)




 要するに今日の日記は「長野美郷さん好き好き〜」という日記なのですが、これは匿名意見としてのよくある「好き」じゃなくて、特定可能個人として責任を伴う発言の中での「好き」であって、ほら、こっちのほうが気持ち悪さ倍増でしょ???でもでも、どれだけ気持ち悪かろうがやっぱり名前携えて責任持っていちいち言動かましたいもんですよ。こうした自己顕示欲ってのは私のような能力のないやつの特徴ですね。(どれだけ能力がなかろうが匿名という大樹に寄りかかってそれでいいとは思わないんですわ。タチの悪いことに。)

本質でしごく


 ノートPCのモニターってのは最近どれもこれも「光沢液晶」だけど、なんで光沢にしちゃうんだろう。

 以前使っていたPCは光沢じゃないやつで、光沢じゃないやつがまだ売ってたから光沢じゃないやつにしたのだが、3代目となる今のPCは光沢液晶である。もうそれしか売ってなかったので。そして「光沢だったらひょっとして、、、」と危惧していた事態は、今ではすっかり当たり前のこととして日々起こっている。




 エロ動画を見ていると、それを眺めてマイサンをシェイキングしているこの黒縁メガネのいやらしいマヌケ面が、アンアン言ってる女性の陰の暗がりの部分に、画面に、かすかに映り込んじゃっているのだ。うああ!興ざめッ!ちょっと角度を変えて、時にはカーテンを閉めて、なるべくこのマヌケ面を拝まないように工夫する。マヂなんで光沢液晶なんて作ったんだろうなぁ。技術者だってみんな男だろうに。まったく!

 まあ聞いた話では「光沢=安物」「非光沢=高級品」らしい。今では。ただ数年前は正反対だったらしく、たとえば高級婦人パンツ1980円(高級ってとりあえずつけておく)のと同じようなノリで、高級感を出そうと光沢にしているカンジかね。一応発色はイイわけだし、店頭で「わぁ画面キレイ〜」とか訴えて買わせるなら、光沢のほうが都合がよい面もあるんだろう。




 それにしたって今日はホントいい天気で、窓全開にして日曜午後の西日気味になった秋の日差しを浴びながら、音楽聴きながら並行作業でダウンロードしまくったエロ動画をドカッと消化しているので、嫌でもマヌケ面とにらめっこする羽目になっちまっている。カーテンを閉めたって明るいもんは明るい。見えるもんは見える。なんか、バカだなぁと思う。いろいろ。

 いま店頭に出てる「音楽と人」のなかで、ミドリのフロントマン後藤まりこは「他人のセックスを見られるアダルトビデオがこれだけ世の中にあるのって、なんかおかしいと思う。オナニーはもっと想像とか妄想でやるものやろ?他人のセックスでオナニーするなんて滑稽としか思えへん」みたいなこと言ってたけど、そのことを思い出したよ。






 ただ俺だって、想像でやる日だって、あるよ。

 最近だったら会社から帰るとき、なぜか出口のあたりに見知らぬ一人の女性が立っていて。「お?誰?」と思って目の前を通りながら軽く顔を見たら、話しかけられる。




 「こんにちわー」

 「こんにちわ」

 「お仕事、終わりですか?」

 「そうですねぇ」

 「保険とか、入られてますか?」

 「(なんだ保険屋かよ)いや、ちょっとわかんないです」

 「奥さんが管理なされてます?」

 「あ、つーか実家なんでねえ。まあ母がやってくれてるかとは思いますが、、、」




 とか話しつつ、なんか、この保険の外交員のおばはん(と言うにはお姉さん、だった)を見ていて、「あれ??俺この人けっこうアリなんじゃね???」って思った。小田和正のイントロが気持ち流れた気がした。18歳の頃なら間違いなくババアだが、なんつーか、ストライクゾーンの拡がりを感じたね。雰囲気的には既婚者かなぁと思った。なかなか素敵。




 「それじゃあ保険入るんで、ちょっとチンコも挿れさせてもらっていいですか?」

 「え、、、掛け捨てタイプになっちゃいますけど、、、それでも良ければ」




 この日はこれで一回、やった。

 | HOME |  »

紅鮭オットマンって何?

って場合にはとりあえずここ
クリックするといいでしょう

これを書いてる人間の頭はきっと
こんな感じだろうと思います

最近書いたもの

カテゴリー

最近のコメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

amazon my shop

ドット絵

QRコード